2026.05.07 公開授業

【公開授業の開催報告】2026年4月25日(土)に基盤科目『経営戦略』第3回「戦略の【競争】適合」 ~「・・メモ」から始まるインタラクティブな授業~ が公開されました。

理科大MOTでは、学生募集イベントの一つとして、2026年9月秋入学、2027年4月春入学(※1:入試情報)を検討されている皆様に正規の講義科目を公開し、見学の機会を設けております。4月25日には、岸本准教授(※2)による「戦略の【競争】適合」が公開されました。

岸本先生の授業は、受講生が提出した事前課題を基にインタラクティブに授業(※3)が進行される点が特徴となっています。
事前課題は、テキスト(※4)の授業のテーマとなる章を読み込み「疑問メモ」、「ケース分析メモ」、「当てはめメモ」のいずれか一つを作成します。「疑問メモ」とは、テキストに書かれた内容で理解できなかった部分や納得のいかなかった部分を疑問形式にした箇条書きのメモ。また「ケース分析メモ」、「当てはめメモ」は、所謂「ケーススタディ」で、前者は、ケース教材(※5)を読み込み分析したもの、後者は、自社、自部署、他社等に当てはめた分析になります。どれもテキストの理論の理解が試されます。

第3回「戦略の【競争】適合」の公開授業では、「疑問メモ」と「ケース分析メモ」を扱った前半の授業が公開されました。
「疑問メモ」の議論を通して「戦略の競争適合」の理論を理解した後、「コマツ」の「ケース分析メモ」が発表されました。

中国で「コマツ」が世界一の建設機械メーカー「キャタピラー社」を凌駕し、競争優位を獲得した「コマツ ― 逆転のシナリオア」がケースとして取り上げられていました。
「製品差別化」、「サービス差別化」、「価格差別化」、「ブランド差別化」の4つの差別化の武器を考察した「ケース分析メモ」は、どれも競争優位が構築されていく過程が整理され、そのダイナミクスを競争適合の理論によって判り易くまとめられていました。その発表に対する岸本先生のコメントに応える様に議論が始まり、コマツが競合にどの様な手段で立ち向かったかを(競争適合したか)考え、議論する事で、受講生は「戦略の【競争適合】」の理論の理解を深めていました。

理科大MOTの授業は、事前提出のレポートをもとに、教員のファシリテーションによる活発な議論から、受講生の気づきを引き出し、学びを高めていく点も一つの特徴となっています。本MOTに関心がある社会人の方は、ぜひ一度、公開授業を聴講し、そのプロセスを体験していただければと思います。MOTのホームページで公開授業や入試イベントの案内をしております(理科大MOTホームページ; https://dept.tus.ac.jp/mot/)。

※1 入試情報:https://dept.tus.ac.jp/mot/entranceexamination/
※2 岸本太一准教授;https://dept.tus.ac.jp/mot/facuity/taichikishimoto/
※3 東京理科大シラバス(経営戦略コピー):https://tus.app.box.com/s/nci5p8jof906jn5bjuwwk2rtgg23et71
※4 伊丹敬之著『経営戦略の論理〈第4版〉ダイナミック適合と不均衡ダイナミズム
   日経BPマーケティング(日本経済新聞出版)
※5 伊丹敬之・西野和美編著『ケースブック経営戦略の論理〈全面改訂版(2版)〉』
   日経BPマーケティング(日本経済新聞出版)