専門しか知らない者は、専門を知らないことであると言われています。俯瞰的にとらえたり、別の視点から眺めたりすることによって、新しい知を獲得する必要があるからでしょう。また、今私たちが持っている知識・価値観も、次の時代には異なっているかもしれません。なぜなら、時代の要請によってどんどん変わるものだからです。例えば、「かな」や「浦島さん」にしても、千年以上の歴史がありますが、昔と比べると、まるで違うものになっています。
教養を身に付けることは、変化の時代を生き抜き、様々な場で自分を生かすことを可能にします。私たちは、皆さんが豊かな構想力と社会的な洞察力、および柔軟に受容する能力を身につけるためのお手伝いをしたいと考えています。
教員紹介
情報教育というと、コンピュータやディジタル機器の操作方法の勉強ばかりだと思う人もいるでしょう。しかし、それだけではありません。社会との関わりから、動作原理にいたるまで広範囲を学習します。
また、高等学校教科「情報」の教員免許を取得するための授業も担当しています。研究は、ディジタル機器を用いた学習教材開発や、科学計算のためのアルゴリズムの研究等を行っています。
担当科目 | 理学部第二部:情報社会及び情報倫理、情報と職業、プログラミングゼミ、情報システム概論、ネットワーク概論、情報ネットワーク基礎、卒業研究B(物理学科)、卒業研究C(化学科)
工学部:情報と職業 理工学部:情報社会及び情報倫理 |
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「理科系の、理科系による、理科系のための英語教育」を研究しています。英語の専門書・論文対策も含めて,理系の学生にも学びやすい英語学習法の提案を行っています。
担当科目 | 理学部第二部:Reading & Writing 1 [Academic] 、Reading & Writing 2 [Academic] 、B英語2[Academic]、数学のための英語1、数学のための英語2、化学のための英語、日本語・英語読解・作文のためのクリティカルシンキング2、異文化コミュニケーション論、物理科卒業論文B、化学科卒業論文C
理学部第一部:再B英語2、再B英語2a、再B英語2b |
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専門は心理学で、人間の頭の働きや行動を司る認知メカニズムについて実験的な研究を行っています。理学部第二部では素晴らしいことに、人間科学分野の科目として、心理学を幅広く深く学べるよう充実した科目群が設置されています。あなたの今後の人生を納得のいくものにするためにも、自己や他者の心と行動に関する理解を深めていきましょう。
担当科目 | 理学部第二部:心理学1,2、キャリア発達セミナー、心理学研究法1,2、心理学演習1,2 |
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「学びを科学する」教育工学の枠組みのもと、応用言語学(デジタル機器を用いた効率・効果的な言語学習のデザイン)や遠隔教育学(稀少資料のテキスト解析による1880年代〜現在・未来における高等教育の変容)について研究しています。日本・アメリカ・フランス・イギリス・カナダの大学・大学院に学び、世界における日本の立ち位置を思索します。
担当科目 | 理学部第二部:Reading & Writing 1 [Basic] 、Reading & Writing 2 [Basic] 、B英語1、B英語2、視聴覚英語、検定英語1、検定英語2、専門講読セミナー
理学部第一部:B英語1a、B英語1b |
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ホームページ | https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/intro.php?7041 |
専門は英語学です。英語学とは英語に潜む規則性を見つけ出す研究分野で、特に生成文法理論に基づき研究を進めています。生成文法理論では、英語(や言語一般)の規則性は経験や文化から生じるものではなく、生得的な言語機能(Faculty of Language)に帰せられると考えられています。このような理論的基盤に基づき、統語論・意味論を研究しています。
担当科目 | 理学部第二部:Reading & Writing 1、Reading & Writing 2、Reading & Writing 1 [Basic]、Reading & Writing 2 [Basic]、Listening & Speaking 1、Listening & Speaking 2、海外英語研修
理学部第一部:B英語1a、B英語1b |
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巨視的な観点として、語学・文学・民俗学研究の立場から「日本学(日本研究)」の構築を志し、研究活動を行なっています。 微視的には、現在、次の課題に取り組んでいます。
1)上代文学作品を中心とする文献学および文化資源学
2)「痩身」表現(語彙)の通時的変遷
3)折口信夫における研究・創作方法
4)東京都および中央高地にみられる信仰・民俗
担当科目 | 理学部第二部:文学1,2、日本語表現法1,2,3,4
基礎工学部:文学2 |
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地上望遠鏡や衛星データを解析することで、銀河がいつどのようにして成長進化し、現在の姿を獲得したのかという銀河形成史についての研究を行なっています。
特に、銀河の中心にほぼ普遍的に存在すると考えられている「超巨大ブラックホール」によって、銀河成長がどのように妨げられてきたのかについての観測的な解明を目指しています。
担当科目 | 天文学概論、情報機器入門、コンピュータ入門、情報とマルチメディア、情報処理、システムアドミニストレータ入門 |
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専門は社会心理学・文化心理学で、社会・文化環境が人々の心理・行動傾向に及ぼす影響に興味があります。特に、日本社会・文化の個人主義化(個人の独立性や個性を重視する方向への変化)とそれに伴う不適応問題について研究を行っています。
心理学を学ぶことで、教養として普段の生活に役立てるだけでなく、みなさんの専門領域の学習・研究にも貢献できるような講義をしたいと考えています。
担当科目 | 心理学1、2、心理学研究法1、2、社会心理学、産業心理学、青年心理学、文化論セミナー |
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ホームページ | https://sites.google.com/site/yujiogiharaweb/home |
※2020年4月1日現在の情報です。