2026.10.15 公開授業

【公開授業の開催報告】2026年10月3 (土)専門科目『マネジメント総論(第3回)』「計画とコントロールのシステム」~組織のマネジメントにおける「計画とコントロールのシステム」の意義~

理科大MOTでは、来年4月入学(入試日程、出願方法等は、末尾記載の※1:入試情報のURLを参照願います)を検討されている皆様に正規の講義科目を公開し見学の機会を設けています。
10月3日(土)に、岸本太一准教授(※2)の「マネジメント総論:第3回」の授業の前半が対面とオンライン併用で公開されました。
本科目は経営学の基礎理論を理解し、課題の把握・分析を行い、その解決の方向性を考える能力や知見を養う事を目的にしています。担当される岸本准教授は、マネジメントに関する研究や執筆を広くなさっております(※3)。

組織の計画を立て、それを達成する為に、所属メンバーにどの様な形で協働してもらうか。また、その意欲を引き出す為にどの様なコントロールをするか。これらはマネージャーにとって大切な仕事です。
本日は、受講生が提出した「当てはめメモ」と「ケーススタディ」を使って、組織のマネジメントとして重要な「計画とコントロールのシステム」を経営学の理論を使い考え、学ぶ授業でした。

メモには「計画を誰に作らせたか」、「計画をどこまで具体化させたか」、「計画の見直しシステムをどうしたのか」、「計画策定のフォーマットをどのようにしたのか」について書かれていました。またコントロールシステムに関しては、「目標となる成果変数の数値化の仕方」、「その成果の測定方法」、「測定結果をフィードバックする基準値」、「結果に関するコミュニケーションの仕方」について、その実態が記載されておりました。そしてメモの後半では、もともと存在した過去のシステムと、着任後にご自身が変更したシステムを、教科書に書かれた「計画とコントロールのシステム」の設計パラメターを基に分類し比較した表を活用し、変更の詳細を整理し、分析されておりました。講義では、このメモが紹介された後、「この仕組みの変更が、新部署に対して具体的にどの様な良い影響をもたらしたのか」について、ディスカッションが行われました。

ケーススタディでは、継続して利益を上げ続けている中小企業の事例が取り扱われておりました。「この事例では一見すると、大企業のような計画とコントロールの仕組みは存在しないように見えるが、実は別の仕組みが存在する。一体どの様な計画とコントロールのシステムが存在するのか」、「何故こんな単純な仕組みで工場は上手く機能するのか」、「この事例で採用する仕組みは、簡単で良いように見えるが、何故大企業では採用されないのか」といったトピックを基に、議論が行われました。そして、計画とコントロールのシステムに限らず、適合的なマネジメントの仕組みは、組織の規模や複雑さによって変わる、という学びを得ておりました。

計画自体と計画を組織的に生成する仕組みは異なる。計画を作る仕組みの設計は、組織のマネジメントの重要な要素となる。計画進捗のコントロールも同様で、個人だけでなく組織的にコントロールする仕組みが存在し、経営ではその仕組みづくりが重要になる。計画とコントロールのシステムを設計し、改善する際には、自部門の中だけではなく、所属部門の横や上、外のオペレーションや計画コントロールの仕組みにまで視野を拡げることがポイントとなる。講義の最後に岸本先生は、このようなまとめをしておりました。

理科大MOTの授業は、技術経営をめぐる基礎的な理論を講師がわかりやすく説明し、インタラクティブな質疑応答によって受講生が理解を深めていく点が、一つの特徴となっています。理科大MOTに関心がある社会人の方は、ぜひ一度、公開授業を聴講していただければと思います。MOTの公式ホームページでは、公開授業や入試イベントも案内しております。ぜひそちらもご覧ください。

理科大MOTホームページ; https://dept.tus.ac.jp/mot/
※1入試情報    ;https://dept.tus.ac.jp/mot/entranceexamination/
※2岸本太一准教授 ;https://dept.tus.ac.jp/mot/facuity/taichikishimoto/
※3岸本太一准教授HP  ;https://www.taichikishimoto.work/