| 講演者 | 大下達也氏(群馬大学) |
| 題目 | 非可換拡大塔に沿ったイデアル類群の漸近挙動とセルマー群について |
| 日時 | 2025年5月27日(火) 16:30 ~17:30 |
| 場所 | 東京理科大学野田キャンパス4号館3階数理科学科セミナー室 |
| 概要 | 代数体の拡大塔に沿ったイデアル類群の漸近挙動は岩澤理論における重要な研究対象のひとつであり,古典的な重要な結果として,Z_p拡大と呼ばれる可換な拡大塔に沿った類数のp部分の漸近挙動を記述する「岩澤の類数公式」 (岩澤健吉, 1973) を挙げることができる. 本講演では, (一般に非可換な) 代数体の拡大塔に沿ったイデアル類群の漸近挙動について,いくつかの先行研究を紹介した後,ガロア表現に付随する拡大塔に沿った漸近挙動に関する講演者自身の結果について述べる.特に,代数体の絶対ガロア群の整係数p進表現Tに対して,Tに付随する拡大塔に沿ったイデアル類群のある種の商加群の漸近挙動とTのセルマー群の関係について述べる (平之内俊郎氏との共同研究を含む). |
| 共催 | 先端的代数学融合研究部門 野田代数セミナー,MaSCE Seminar |
