| 講演者 | 池田曉志氏(城西大学) |
| 題目 | Calabi-Yau代数の安定性条件の空間と周期積分やArtin群の関係性について |
| 日時 | 2025年12月8日(水)16:30–17:30 |
| 場所 | 東京理科大学野田キャンパス4号館3階数理科学科セミナー室 |
| 概要 | 三角圏の安定性条件の空間とは2002年にBridgelandに導入された概念であり、この空間は次のような性質を持つ: (1) 複素多様体の構造を持ち、また中心電荷と呼ばれる特別な局所座標によりアファイン構造が与えられている。 (2) 三角圏の自己圏同値群がこの空間に自然に作用している。 この講演では、三角圏がquiverに付随するCalabi-Yau代数上の加群の導来圏として与えられる場合に、そのquiverをDynkin図形と見なすことで、上であげた安定性条件の空間の性質(1), (2)が齋藤恭司氏の原始形式に付随する周期積分やBrieskorn-齋藤のArtin群の作用に対応することを、講演者のこれまでの研究成果も交えつつ概観することにする。 |
| 備考 | 先端的代数学融合研究部門, 数理連携プロジェクト |
Department of Mathematics
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