| 講演者 | 太田和惟氏(大阪大学) |
| 題目 | 分岐素数におけるCM楕円曲線の反円分岩澤理論 |
| 日時 | 2025年11月26日(水)16:30–17:30 |
| 場所 | 東京理科大学野田キャンパス4号館3階数理科学科セミナー室 |
| 概要 | CM楕円曲線の反円分岩澤理論は、pがCM体で完全分解する場合 (CM楕円曲線はpで良通常還元) は非常によく理解されており、さまざまな研究が行われてきたが、惰性する場合 (良超特異還元) や分岐する場合 (非準安定還元) は既存の岩澤理論では捉えられない興味深い現象が観察され、このような場合における岩澤理論の新たな理解が求められている。惰性する場合は、Rubin による先駆的な先行研究ののちに、Ashay Burungale 氏 (University of Texas at Austin)と小林真一氏 (九州大学) との共同研究において、Rubin 予想とよばれる基本的な予想の解決を皮切りに、さまざまな成果を得ることに成功した。本講演では、Burungale氏、小林氏、中村健太郎氏 (九州大学) との共同研究において得られた、分岐する場合についての成果を解説する。 |
| 備考 | 先端的代数学融合研究部門, 数理連携プロジェクト |
Department of Mathematics
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