| 講演者氏名 | 呼子笛太郎氏(名古屋大学) |
| 講演題目 | 準フロベニウス分裂について |
| 日時 | 2023年7月19日(水)16:30~17:30 |
| 場所 | 野田キャンパス4号館3階 数理科学科セミナー室 |
| 概要 | 準フロベニウス分裂 (準 F-分裂) とは正標数のスキームに対して定義され,フロ ベニウス分裂 (F-分裂) を拡張した概念である.F-分裂性とは 1980 年代に Mehta- Ramanathan によって正標数のシューベルト多様体の研究において導入された概 念である.同様の概念はそれ以前から正標数の可換環論において Hochster 等に よって研究されてきた.また近年では双有理幾何学の観点から活発に研究されて いる.準 F-分裂性とは F-分裂性を幾分数論的な観点から拡張したものである.講 演では,準 F-分裂性が持つ F-分裂性と共通した良い性質や,準 F-分裂に拡張した ことで新たに見えてくる現象について,大域的なスキームと局所的なスキーム両方 の観点から解説する.内容は河上龍郎氏、高松哲平氏,田中公氏、Jakub Witaszek 氏、吉川翔氏との共同研究を含む. |
Department of Mathematics
目次

