マルチハザード
都市防災研究拠点
Research Center for Multi-hazard Urban Disaster Prevention
TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE
TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE
もしも、
同時に起こったら。
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地震
と
火災
-
洪水
と
土砂災害
-
異常気象
と
感染症
時間的、空間的に連鎖して
被害が拡大するマルチハザ
ードに
対応できる科学をたくさんの頭脳と技術を集めてつくる。
CROSS BRAIN
人の命を守りきる、新しい科学をつくるために。
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建築
火災
人の命を脅かす危険は、建築や火災研究の分野にとどまらず、それらの周辺へと大きく広がり、存在する。そのため、命を守ることをいちばんに考えるとき、分野と分野を融合させた研究は欠かせない。その第一歩が、いま、ここから始まる。
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経営工学
数理統計
ビッグデータから価値ある情報を取り出して活用するデータサイエンス。経営や経済はもちろんのこと医療や酪農などでもその活用が進んでいる。災害データをこれまでにない形で街や家や人の安全に結びつける、そのために必要なこととは。
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土木工学
生命科学
安全安心な街と人が住みやすい街。これからの防災に、その両立は欠かせない。だからこそ、多くの知恵と技術を持ち寄って、なにかを忘れることのない研究を進めていく必要がある。やるべきことは多い、そのやるべきを挙げてみた。
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ABOUT
災害の連鎖に、研究の連携で挑む。
マルチハザードとは
人口や資産が集積する都市は、高層ビルが密集し多量の交通や情報網が時空間に張り巡らされた特殊な人間社会・生活空間であり、都市機能は様々なインフラシステムやライフラインが精巧に組合せられた秩序のもと、極限まで高められています。その一方、様々な自然災害や大火災、新型感染症蔓延等(ハザード)により、そのシステムの一部が破綻すると別のシステムが連鎖的に破壊され、大規模な社会的混乱や医療崩壊、人々の生命の危険が誘発されます(時間連鎖型マルチハザード)。
都市部での
災害
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時間連鎖型マルチハザード
インフラシステムが
連鎖的に破壊-
停電・
ブラックアウト -
情報通信障害
-
断水
-
電子機器故障
-
-
空間連鎖型マルチハザード
複数の災害が同地域で発生、
インフラ崩壊へ連鎖- 地震
×
火災 - 火山噴火
×
通信障害 - 洪水
×
土砂災害 - 異常気象
×
感染症
- 地震
これらが合わさると、
被害甚大化、医療崩壊、
大規模な社会的混乱、
国家存亡の危機に。
新しい学問による
安全づくり
我が国は、様々な自然災害が頻発する立地にあり、都市リスクは世界的に見て突出しています。特に、1923年関東大震災や1995年阪神淡路大震災、2011年東日本大震災、今後想定される首都直下地震、南海トラフ地震、スーパー台風のように、地震と津波、洪水、高潮、強風、火山噴火、火災など複数のハザードが同時期・同地域に起こる複合災害(空間連鎖型マルチハザード)が発生すると、被害が激甚化し国家存亡の危機に瀕するでしょう。
そのため、ハザード毎の先行研究を最大限活かして時間・空間連鎖型マルチハザードに対応した学問体系に昇華し、理学・工学、生命科学、人文・社会科学などの様々な分野が連携した総合的な都市防災学の創出が必要不可欠です。本拠点では、新たな時間・空間連鎖型マルチハザード都市防災学を創出・実践し、持続可能でダイバーシティに配慮して誰一人取り残さない安全・安心な社会の構築に貢献することを目指します。
マルチハザード都市防災学
の創出と実践
- マルチ
ハザード
の
総合知 - ハード・
ソフト対策
イノベー
ション - 防災インフォ
マティクス - 人材育成
- リスク評価