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【開催報告】2025年度 東京理科大学マルチハザード都市防災研究拠点シンポジウム

主催:東京理科大学総合研究院マルチハザード都市防災研究拠点


2026年1月28日(水)、東京理科大学野田キャンパスにおいて
「2025年度 東京理科大学マルチハザード都市防災研究拠点シンポジウム」を開催しました。
当日は、学内外の研究者、行政、企業関係者など、多様な分野から大変多くの皆様にご参加いただき、マルチハザード時代における都市防災のあり方について、活発な議論が交わされました。

■ 第1部 拠点研究・参画企業紹介(ポスター発表)
午前中は、野田キャンパス7号館2階共創エリアにおいて、拠点に参画する各研究室および企業・行政機関によるポスター発表が行われました。
研究内容の紹介に加え、産学官連携の取り組みや今後の展開について、来場者との間で活発な意見交換が行われました。

学生によるポスター発表(1)
学生によるポスター発表(2)
企業によるポスター発表(1)
企業によるポスター発表(2)

■ 第2部 シンポジウム
午後のシンポジウムでは、2件の招待講演と拠点研究報告が行われました。

招待講演①では、池内幸司 氏(東京大学名誉教授)より、気候変動の進行に伴って顕在化する水害を中心としたマルチハザードの実態と、社会が備えるべき方向性について示唆がなされました。
招待講演②では、森久保司 氏(内閣府)より、南海トラフ地震や首都直下地震など、我が国が直面する国難級災害への対応と、今後の防災政策の方向性について紹介がありました。

その後、拠点長・二瓶泰雄教授による拠点研究報告に続き、災害現場支援、避難誘導・物資輸送、建築物被害、林野火災など、多様なハザードを対象とした重点研究の成果報告が行われました。

後半のパネルディスカッションでは、
「マルチハザード時代の都市防災戦略 〜研究拠点から社会へ 多様な災害リスクにどう備えるか〜」をテーマに、研究者、行政、企業の立場から、学術研究をいかに社会実装へとつなげていくかについて、多角的な議論が展開されました。

池内先生のご講演
森久保参事官のご講演
二瓶拠点長
松澤准教授による重点研究報告
パネルディスカッション
集合写真
懇親会の様子

■ 優秀発表賞
参加者全員による投票によって、第1部の学生によるポスター発表から最優秀賞、優秀賞を選出し、表彰いたしました。

<最優秀賞>
竹内 大登
創域理工学研究科建築学専攻・永野研究室
道路遮断情報のマップアプリ提供有無が避難行動に及ぼす影響 -避難シミュレータによる被験者実験に基づく検討-

<優秀賞>
1.久保田 舜
創域理工学研究科社会基盤工学専攻・水理研究室
気候変動影響を考慮した地震・豪雨マルチハザード発生確率評価手法の構築と全国一級水系への応用
2.木村 真心
創域理工学研究科経営システム工学専攻・石垣研究室
災害準備段階における道路啓開を考慮した追加備蓄量決定モデルの構築
3.石橋 大翔
創域理工学研究科社会基盤工学専攻・水理研究室
リアルタイム車両通行データを用いた都市内水氾濫時の浸水判定指標の検討
4.加藤 颯
創域理工学部情報計算科学科・松澤研究室
マイクロコントローラ向けNDNプロトコルスタックの設計と実装
5.寺部 僚太郎
創域理工学部経営システム工学科・高嶋研究室
水害リスク管理の経済性評価:日本の災害事例の検証

優秀発表賞受賞の皆様

■ 今後に向けて
本シンポジウムを通じて、マルチハザードに対する学際的研究の重要性と、産学官民連携による都市防災の推進の必要性が改めて共有されました。
マルチハザード都市防災研究拠点では、今後も研究成果の社会発信と人材育成を通じて、防災・減災に資する取り組みを継続してまいります。