田畑研究室

研究室概要

エビデンス・ベースド・メディスンやエビデンス・ベースト・ポリシー・メイキングのように、様々な分野において合理的証拠に基づいた意思決定が求められています。この合理的証拠の創出において、統計科学は重要な役割を担っています。したがって、社会で活躍するために今や確率・統計の知識は必要不可欠といっても過言ではありません。また、テレビ、書籍、インターネットなどから入ってくる非常に多くの情報(要約されたデータ)が、信用するに足るかどうかを自分の力で判断しなければならない時代です。本研究室では確率・統計の数学的理論の研究を通じて、正しくデータと付き合うための力(応用力)を養います。

教員

田畑 耕治 教授

■ 出身大学:2002年 東京理科大学 理工学部 情報科学科 卒業
■ 出身大学院:2007年 東京理科大学 理工学研究科 情報科学専攻 博士課程 修了

■ 取得学位:東京理科大学 博士(理学) 課程

■ 研究職歴:2007-2014 東京理科大学理工学部 情報科学科 助教
2014-2018 東京理科大学理工学部 情報科学科 講師
2018-2022 東京理科大学理工学部 情報科学科 准教授
2022- 東京理科大学理工学部 情報科学科 教授

■ 研究キーワード:分割表解析, スポーツデータ解析, 応用統計学

■ 研究分野
・統計科学 (カテゴリカルデータ解析)
・数学基礎・応用数学 (分割表解析)

研究内容

カテゴリカルデータ解析とその応用

カテゴリカルデータ解析でも特に分割表解析の研究を行なっています。分割表解析に用いる統計モデルの構築、モデルの必要十分条件の導出、モデルからの隔たりの程度を測る指標などの研究・開発を行なっています。これらの研究結果を医学、薬学、心理学、社会学など幅広い分野で得られる分割表データに適用し、これまでの解析方法では得ることの出来ない新しい結果と解釈を与えることを目標に研究室全体で取り組んでいます。また、新たに開発した解析手法を誰でも簡単に利用可能にするために、コンピュータ(PC)への実装に関する研究にも力を入れています。