2026.07.01 公開授業

【公開授業の開催報告】2026年6月20日(土)に『技術・生産マネジメント』第2回「プロセス分析とキャパシティ戦略」 ~オペレーション改革へと導くプロセス分析~ の授業が公開されました。

理科大MOTでは、学生募集イベントの一つとして、2027年4月春入学(※1:入試情報)を検討されている皆様に正規の講義科目を公開し、見学の機会を設けております。6月20日(土)に、北林孝顕教授(※2)の「技術・生産マネジメント」第2回の授業が対面とオンライン併用で公開されました。

『技術・生産マネジメント』の授業は、事業戦略を実行する際に発生する様々なオペレーション上の課題の把握や分析に必要な能力、知見を養う事を目的としています。ご担当する北林教授は、総合エンジニアリングメーカーにお勤めで、これまで設計、海外駐在、技術管理、人財開発、経営企画等、幅広い業務をなさっています。その御経験を活かした講義から実務に直結した技術やオペレーションに係るマネジメントが学べます。
本日は、前半の授業が公開され、オペレーションの改善・改革といった課題解決に不可欠となる「プロセス分析」の重要性を学びました。

初めに「プロセス分析」とは何か、その分析結果をどう活用するかについて、例を挙げ、要点を説明した後、事前課題の発表が行われました。①自社若しくは他社の特定なプロセスフローチャートを描く。サービス業の場合は”もの“を”情報“に変える。②5年後に2倍の需要が予想される。これに対応する為に生産性を2倍に増やそうとしたら、どこの工程に、どんな問題が発生するか。③もし経営者だったらどの様な手を打つか、理由も挙げ提案する。発表はこの3つの「問い」に対して、指定された文献を参考にA4、1ページ程度に纏められたレポートでした。

受講生の中から選ばれたレポートだけあって、ものづくりの工程を良く解るフローチャートで示し、需要増加に対して、どのプロセスを強化しなければならないのかを説明していました。またサービス業に係る受講生からのレポートも、情報がどの様に関わって業務プロセスが遂行していくかのフローチャートを提示し、2倍需要時に起こる問題を予想し、具体的な対策を述べていました。どのレポートも課題解決に日々取り組んでいるミドルマネージャーの方が書かれたと解るような様な納得させられる内容でした。
先生は発表が終わるごとに、発表者に生産量2倍の解決策を改めて聞き、その理由と実行可能性を確認していました。受講生はこの先生と発表者のやり取りから活きた「プロセス分析」を学んでいました。

先生は前半の授業のまとめとして、必要な時間・人数・設備などが可視化されたフローチャートを分析すると、改善すべき課題やボトルネックが明確になると述べました。また、その解消方法には人員配置、設備投資、プロセス・イノベーションなど複数の選択肢があるが、時間軸を踏まえた最適化こそが重要であると強調していました。さらに、「プロセス分析」はオペレーションの改善・改革に不可欠であるだけでなく、需要変動に柔軟に対応するための「キャパシティ戦略」を立案するうえでも重要な分析手法であると説明し、後半の「キャパシティ戦略」の授業へと繋げていました。

理科大MOTの授業は、技術経営をめぐる基礎的な理論を教員がわかりやすく説明し、インタラクティブな質疑応答によって受講生の理解を深めていく点も一つの特徴となっています。本MOTに関心がある社会人の方は、ぜひ一度、公開授業を聴講していただければと思います。公開授業はMOTホームページでご案内しております。理科大MOTホームページ;https://dept.tus.ac.jp/mot/

※1入試情報: https://dept.tus.ac.jp/mot/entranceexamination/
※2北林教授 : https://dept.tus.ac.jp/mot/facuity/takaakikitabayashi/