情報計算科学科で学んだこと全てが
仕事の基礎となっています。

神戸 百合子
ケンブリッジ大学 リサーチアシスタント
(2020年3月 桂田研究室 学士課程修了)

創域理工学部 情報計算科学科になぜ入学しようと思ったのですか?

高校生の頃、漠然と人工知能に憧れていたこともあり、コンピュータサイエンスを学びたいと考えていました。しかし、将来的に技術者になりたいのか研究者になりたいのか、当時の私はまだ自分の進路をはっきりとは把握できていませんでした。そんな中で、進学先を探しているうちに、情報計算科学科ではプログラミングの実技はもちろん、その裏にある数学的な論理を学ぶことができ、卒業後の進路について選択肢を持てると知り、進学を決めました。

今のお仕事について教えてください。

卒業後にケンブリッジ大学院に進学し、現在ではその研究室でリサーチアシスタントとして働いています(2022年4月当時)。プロジェクト内容は未来の自動運転につながるAIの基礎研究であり、簡単にいうと、通常のクラス分類を行いながら、新たなデータクラスを効率的に発見する方法を模索しています。自動車関連企業と連携しながら、研究のクオリティを向上させるために教授やプロジェクトメンバーと議論をかわし、学会発表を目標に研究を進めています。

情報計算科学科で学んだことで、仕事に活かされていることはありますか?

学部4年時、桂田研究室に所属して人工知能の研究を行っていました。そこでは、人工知能の基礎的な部分はもちろん、研究の本質についても学ぶ機会を得ました。これらの知識は、私の現在の仕事に非常に役立っています。また、3年時のグループ課題では「災害発生時の避難経路探索システム」を開発しました。この経験を通じて、チームでの作業や役割分担、進行方法、コミュニケーションなど、実践的なスキルを身につけることができました。海外のチームメンバーとの意思疎通には課題がありますが、情報計算科学科で学んだことが私の最も重要な基礎となっています。

受験生へのメッセージをお願いします。

研究分野の堅苦しいイメージにとらわれることなく、どんどん飛び込んでほしいです。学んだ知識やスキルはあなたの基盤となり、将来どんなキャリア選択をしたとしても、さまざまな職業や研究分野で活躍する力となることと思います。将来を思い描くのは難しいと感じる人もいるかもしれませんが、様々なことにチャレンジする中で見えてくることもあります。自分の可能性を信じて自由に未来を想像し、充実した学生生活を送ってほしいと願います。

その他の卒業生の声

神戸 百合子

ケンブリッジ大学 リサーチアシスタント
(2020年3月 桂田研究室 学士課程修了)

小椋 裕太

ヤマハ株式会社 電子楽器開発部ソフトグループ
ソフトウェアエンジニア
(2021年3月 桂田研究室 修士課程修了)

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ファイザーR&D合同会社 バイオメトリクス・データマネジメント統括部 臨床統計家
(2016年3月 富澤研究室 修士課程修了)

神戸 百合子

ケンブリッジ大学 リサーチアシスタント
(2020年3月 桂田研究室 学士課程修了)

小椋 裕太

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ソフトウェアエンジニア
(2021年3月 桂田研究室 修士課程修了)

相澤 愛奈

ファイザーR&D合同会社 バイオメトリクス・データマネジメント統括部 臨床統計家
(2016年3月 富澤研究室 修士課程修了)