キャンパスライフ

先輩の声

在学中の学生に先端化学科の魅力を聞きました

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小田 真稔

2018年度入学
2022年度大学院入学

私が、先端化学科へ入学を決めたのは、化学の面白さを追究したいと考えたからでした。本学科は、高校のように「“ 教科”の1つとして化学を学ぶ」のではなく、「化学という“学問”を追究」します。具体的には、3年次までにかけて、有機化学、無機化学、また私が研究している界面化学といった、化学に関係する専門的な分野を幅広く学ぶことができます。さらに、1年から3年次にかけて、学生実験を通して学んだ知識を実践すると同時に、実験技術を習得することができます。私は、学部3年間を通して、化学を学問として追究し、幅広い知識及び多角的な思考力・観察力が養われたと実感しています。

現在私は、栄養成分が生体内に存在する界面活性剤の作用により
小腸上皮細胞を透過する機構を、細胞モデルを用いて解明することを目指して、日々研究を行っています。研究は上手く進まないこともありますが、今までに培った知識や考え方を研究に活かしています。研究室の同期、先輩、先生方と直面している課題を共有し、議論しながら楽しく有意義に研究に取り組んでいます。

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菱谷 凪紗

2018年度入学
2022年度大学院入学

私が先端化学科を志望した理由は、基礎学力の向上及び実験技術習得のための教育が充実しているからです。本学科では、1年生次から小クラス編成の演習を行うことで、化学の基礎をしっかり学ぶことができます。また、毎週学生実験があるため、実験技術を基礎から磨くこともできます。小テストやレポートが多く、大変だと感じることもありますが、得られた知識や経験は学年が上がってからも自分を助けてくれるため、「あの時頑張ってよかった」と思うことが多いです。

私は現在、蛍光分子として知られているBODIPYについて研究しています。単純な構造で発色するアザアズレンをBODIPY骨格に導入することによって、合成された化合物の性質を調べることが目的です。研究生活は分からないことや大変なことが沢山ありますが、先生方や先輩方、同期に相談に乗っていただいたり、アドバイスを頂くことで、少しずつではありますが研究の目的に近づいています。

皆さんも是非、先端化学科で有意義な大学生活を送りましょう。

履修登録例

1年

2年

3年

4年

1年

共通

【必修科目】
化学1-A及び演習/化学1-B及び演習/化学2-A及び演習/化学2-B及び演習/線形代数学1・2/微分積分学1・2/物理学A1・A2/物理学B1・B2/化学実験/分析化学実験
【選択必修科目】
電算機基礎/化学工学基礎

有機・高分子化学系

物理化学系

無機・分析化学系

【選択科目】
分析化学

2年

共通

【必修科目】
物理化学実験/先端化学実験
【選択必修科目】
先端化学特別講義1・2

有機・高分子化学系

【選択科目】
有機化学1・2・3/高分子化学1/機器分析1

物理化学系

【選択科目】
物理化学1・2・3/量子化学

無機・分析化学系

【選択科目】
無機化学1・2/電気化学

3年

共通

【必修科目】
有機化学実験/無機化学実験
【選択必修科目】
安全科学/化学数学/生化学/先端化学英語/先端化学通論1・2/化学工学

有機・高分子化学系

【選択科目】
応用有機化学/有機材料化学/有機合成化学/有機反応化学/高分子化学2

物理化学系

【選択科目】
応用物理化学1・2・3/応用界面化学/錯体化学

無機・分析化学系

【選択科目】
無機材料化学/無機合成化学/機器分析2/応用無機化学/応用電気化学

4年

共通

【必修科目】
卒業研究

有機・高分子化学系

物理化学系

無機・分析化学系

Q&A

学科について

実験について

講義について

学生生活について

学科について

どのようなことが学べますか?

無機・分析化学系、有機化学系、物理化学系分野について、基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。実験や小クラス編成の演習によって各分野の理解を深めることができます。

どのような就職先が多いですか?

製造業、化学工業など化学に関連する就職先が多いですが、情報・通信業やサービス業にも就職しています。具体的な就職先は「進路実績」のページを参考にしてください。

6年制コースとは?(大学院に進学した方が良いですか?)

最新鋭の装置・設備を活用した高度な実験技術を習得できるため、8割以上の学生が大学院に進学しています。そのため、多くの学生が6年制コースを選択しています。

留学したり、海外で研究発表できますか?

学部生はカリフォルニア大学1年間留学プログラムを利用したカリフォルニア大学デイビス校への留学が、大学院生は協定校への研究留学が可能です。また、大学院では研究成果を海外で発表する学生も多くいます。

実験について

研究室では、どのような研究をしていますか?

「エネルギー・資源・環境・医療・健康」に関する様々な問題を解決するため、新物質・新材料の開発や物性評価を行っています。詳細は「研究室」のページを参考にしてください。

どのような実験をしますか?

1年生では、簡単な有機合成や金属イオンの分離・検出、滴定などの基礎的な化学実験を行います。2年生以上になると大型の装置も利用して、より高度な実験を行います。特に2年生後期の先端化学実験では、各研究室の研究内容に近い実験を行うことができます。

実験をしたことがないですが大丈夫ですか?

1年生から3年生の実験では、教員に加えてティーチングアシスタント(大学院生)の密接な指導があるので、実験をしたことがなくても大丈夫です。

どのような装置がありますか?

無機・分析化学系、有機化学系、物理化学系分野に関わる多くの実験装置があります。例えば3年生の実験では、結晶構造を調べるX線回折装置や有機分子の構造を調べる核磁気共鳴装置を使います。

講義について

化学の授業で分からないことがあったとき、どのようにすれば良いでしょうか?

各授業の先生に質問すると答えてくれます。また、学習相談室で大学院生に質問することができます。

物理や数学が苦手です。いい勉強方法はありますか?

多くの学生が、高校の内容を復習しながら大学の講義を受講しています。わからないことを学習相談室で大学院生に質問することもできます。

英語は重要ですか?

研究室に所属すると、英語の論文を読んだり、海外で研究成果を発表することがあるので、英語は重要です。TOEICを定期的に受験するなど、継続的に勉強してください。

横断型コースとはどのようなものですか?

横断型コースでは、様々な研究テーマについて、創域理工学部の複数の学科が協力して分野横断的に取り組んでいます。所属することで、化学のみならず、異なった分野の知識を得ることができます。

学生生活について

アルバイトとの両立はできますか?

アルバイトをしながら大学で勉強している学生も多くいます。また、大学院生になると、ティーチングアシスタントとして学費の支援を得られることがあります。

先輩やOB/OGとのつながりはありますか?

実験の授業では、ティーチングアシスタント(大学院生)と交流があります。また、各研究室が主催の交流会(縦割りコンパ)を実施しており、いろいろなことを先輩に相談できます。卒業したOB/OGが集う交流会(理大工化会)もあるので、OB/OGとのつながりもあります。

部活との両立はできますか?

野田キャンパスには数多くの部・サークルがあり、多くの学生が課外活動をしながら、勉強に励んでいます。

困ったことがあったら、誰に相談すればいいでしょうか?

授業(履修)に関することは教務幹事、学生生活に関することは学生委員に聞いてください。また、クラス担任制をとっているので、クラスの先生に聞いてください。学生相談室(よろず相談室)でカウンセラーの先生に相談することもできます。

写真コーナー

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オープンキャンパス
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授業風景
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実験装置
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研究室
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防災訓練
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学位記授与式