身の回りのものから工業製品に至る全ての物質(もの)には、必ず界面(表面)が存在します。当研究室は界面の性質を理解しそれを能動的に制御することで、低環境負荷あるいは高機能な材料の開発に貢献したいと考えています。具体的には、①新規両親媒性物質(界面活性剤)の開発と機能性評価、②微粒子分散系(エマルション・サスペンション)の調製と物性評価、③界面化学に立脚した機能的な無機材料の創製などを進めています。界面の性質は、物質の大きさをナノメートル次元まで小さくしていくことで、より顕著に現れるようになります。当研究室では透過型電子顕微鏡や原子間力顕微鏡を用いることで、界面を「観る」ことにも力を注いでいます。