卒業生の声

様々な分野で活躍する卒業生

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長澤 慎

2003年修士卒
日本製鉄株式会社 勤務

私は、化学実験に興味があり、実験実習の多い本学科に入学しました。数多くの実験実習を経験することで、最先端の化学の知識と実験技術を身につけられたと思います。 4年生と修士課程の3年間では、電気化学を用いて鉄のさびに関する研究に取り組み、専門性を深めました。卒業後は、その専門性を活かして鉄鋼メーカーに就職し、海岸地域や海洋などのさびやすい環境で使用される橋梁や船舶などを対象に、腐食しにくい(さびにくい)鉄鋼材料の研究開発を行い、(公社)腐食防食学会の進歩賞を受賞することができました。振り返ってみると、学生時代に身につけた基礎力、研究に対する姿勢、対話力が、現在の自分を支える基盤になっております。

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田代 美智

2010年修士卒
三井金属鉱業株式会社 勤務

将来メーカーでモノづくりに携わりたいと考えていて、そのための基礎を身につけたいと思い、本学科を選択しました。1~3年次のカリキュラムは、化学の基礎から応用についての講義だけでなく、実験も充実しており自分で原理を学び、実験を組み立てて実施し、レポートとして報告をしていく中で論理的な思考プロセスを体得することができます。 大学院では無機材料化学を専攻しました。研究室にこもって実験をするだけではなく、国内外の学会で多くの発表も行いました。研究者は、その学びを自分の中だけに留めず、学会や論文で報告してその分野の発展に貢献するという作業も大変重要です。発表の準備は大変でしたが、アメリカ電気化学会では1位(学生ポスター最優秀賞) を獲得するという経験もできました。 現在私は材料メーカーで開発を担当しております。難しい案件が多い中、お客様と信頼関係を築きながら業務を進めていけるのは、本学科で技術者として必要な化学の基礎知識だけでなく、コミュニケーション力と情熱を持って研究に取り組むことの重要性を学ぶことができたためと思っています。