田代 美智
2010年修士卒
三井金属鉱業株式会社 勤務
将来メーカーでモノづくりに携わりたいと考えていて、そのための基礎を身につけたいと思い、本学科を選択しました。1~3年次のカリキュラムは、化学の基礎から応用についての講義だけでなく、実験も充実しており自分で原理を学び、実験を組み立てて実施し、レポートとして報告をしていく中で論理的な思考プロセスを体得することができます。 大学院では無機材料化学を専攻しました。研究室にこもって実験をするだけではなく、国内外の学会で多くの発表も行いました。研究者は、その学びを自分の中だけに留めず、学会や論文で報告してその分野の発展に貢献するという作業も大変重要です。発表の準備は大変でしたが、アメリカ電気化学会では1位(学生ポスター最優秀賞) を獲得するという経験もできました。 現在私は材料メーカーで開発を担当しております。難しい案件が多い中、お客様と信頼関係を築きながら業務を進めていけるのは、本学科で技術者として必要な化学の基礎知識だけでなく、コミュニケーション力と情熱を持って研究に取り組むことの重要性を学ぶことができたためと思っています。