Energy and New Materials
科学と自然の調和;それは21世紀の夢を実現する。
P. D. ジェイムスはその著書『人類の子供たち;The Children of Men』で描いた未来図の中で、「人間を最もいらだたせ、混乱させるのは、迫りくる種の滅亡でも、それを防ぎ得ない無力さでもなく、その原因を発見できない焦燥感である」と予見しています。
そして、「西欧医学と西欧科学にとって、この究極の敗北の重大さと屈辱はあまりにも予想外だった。…科学は神と崇められていた。」と彼女は書いています。
彼女のいうその神によってもたらされた「エネルギー、医薬、人工心臓、自動車、電話、テレビ、コンピュータなど」がなかったら、どのような現在が想像できるでしょうか?しかし、私たちはこれまで現代社会を支えてきたことに決して驕ってはならないのです。
科学と自然の調和、これこそ私たち人類が今後も生存し続けるために必要不可欠な条件なのです。人類は直面する飢餓、病気、環境破壊、そしてエネルギー問題などの難問を解決しなければならないのです。創域理工学部先端化学科では環境調和型科学をめざし、「エネルギーとニューマテリアル」をキーコンセプトとして、東京理科大学伝統の実力主義を継承しつつ、基礎教育と先端材料の研究に力を注いでおります。ここであなた自身の人生の目標をきっと見つけることができると確信しています。
先端化学科主任
無機・分析化学系

リチウムイオン電池、マグネシウム二次電池、キャパシタ、超伝導体、強誘電体、熱電変換材、環境触媒など、身の回りにはたくさんの無機・金属材料があります。これら機能材料を生み出すために不可欠な理論・原理を系統的に学ぶ分野です。
有機化学系

有機化学とは、炭素、水素、酸素、窒素などの各原子を組み合わせて、調味料や医薬品をはじめ、液晶テレビ、プラスチック、衣料品など日用品のほとんどを構成する有機化合物を創る学問です。
物理化学系

物質、あるいはその構成成分である分子や化合物などについて、その構造・物性・反応を学習・研究する学問です。さらに、解明された知見をもとに、新規の先端機能性材料・エネルギー変換材料・生体模倣材料などの開発を行っています。
NEWS/お知らせ
- 第76回コロイドおよび界面化学討論会において当専攻の大学院生がポスター賞を受賞
- 荒川 京介 助教が日本粘土学会において論文賞を受賞
- 76th Annual Meeting of the International Society of Electrochemistryにおいて当専攻の大学院生がBest poster prizeを受賞
- 当学科 教員らの学術論文がアメリカ化学会発行『The Journal of Physical Chemistry C』誌のSupplementary Coverに選出
- 当学科の教員らによる学術論文がアメリカ化学会発行「Langmuir誌」のSupplementary Coverに選出
- 第40回 理大工化会 のご案内
- 当学科教員らによる学術論文がアメリカ化学会発行「Langmuir誌」のSupplementary Coverに選出
- 腐食防食学会「材料と環境2025」において当専攻の大学院生が若手講演奨励賞を受賞
- 当学科教員らの学術論文が、Wiley出版「ChemistrySelect」誌の年間ダウンロード数上位論文に選出
- アメリカ化学会発行『Macromolecules』誌のSupplementary Coverに当学科教員・大学院生の学術論文が選出