理学部第一部

科学コミュニケーション学科

Department of Science Communication
デジタル社会に必要とされる高度な科学的知識を持ち、伝えることのできる人材を育成
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ABOUT

科学コミュニケーション学科について

科学の複雑化、多様化、高度化により、これまで学んできたことと社会で求められることの間に大きなギャップが生まれています。このギャップを埋めるためには、市民と科学、科学と社会を繋ぐことが重要だと考えます。
科学の進歩に伴って、AI や原子力などの倫理的な問題や、社会での活用方法を考える必要があり、また、メディアやインターネット等 SNS の普及により情報が溢れる中で、その真偽を見極める能力が求められています。
これらの問題を解決するため、科学を分かりやすく伝え、それをもとに議論を行うことを目的とした学科として、科学と社会の架け橋となる人材の育成を目指しています。
FEATURE

科学コミュニケーション学科の特徴

科学を全体的に捉え「伝える」ことを学ぶユニークな科目群

本学科では、まずは、理学を広く学ぶカリキュラムを想定しています。
1年次の学修では、情報・データサイエンス、科学コミュニケーション、数学、物理学、化学など幅広い基礎必修科目を全員が学び、さらに、STEAM※科目などを通して、科学を全体的に捉える能力を身につけます。また、3年次のサイエンスライティングなどの授業を通して、科学を「伝える」能力についても実践的に学んでいきます。
※STEAM:科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)を統合的に学ぶ教育
FEATURE 1

全学生がデータサイエンスを学ぶカリキュラム

科学コミュニケーションを実践するにあたっては、高度な情報学・データサイエンス等の専門知識・技術を修得し、これらデジタル技術を活用する能力が求められます。
本学科では、リテラシーから応用基礎レベルまで、データサイエンスを学ぶ科目を1年次から全学生が履修します。更に興味を深めたい学生には、エキスパートレベルの情報・データサイエンス科目も用意しています。
FEATURE 2

3つの専門分野から自分に合ったカリキュラムを柔軟に選択

2・3年次には「情報・データサイエンス」「数理(数学)」「理科(物理学、化学、生命科学)」の3つの専門分野を選択できます。
全学生が学ぶ「情報」×「科学コミュニケーション」の土台をもとに、各分野の知識を深掘りすることで、本学科でしか身につけることのできない専門性を養うことができます。
FEATURE 3

学科の主な学び

科学コミュニケーション学科では、高度化、細分化した科学技術が、専門家以外の人々の理解を得て活用される社会を実現するために、科学を多面的に伝える能力を身につけます。高度な情報学、データサイエンス、科学コミュニケーションの専門知識を活用することで、科学のおもしろさや科学技術をめぐる課題などを、社会に対して適切に「伝える」手法を学んでいきます。

研究記事

物理の難しさを解明・克服することで、科目本来の楽しさと魅力を伝える
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