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理二の学生・OBOG・先生が語る 理科大Voice理二の学生・OBOG・先生が語る 理科大Voice

教員を志して入学し、現在は国立研究開発法人の研究者として活躍

2026年9月

  • 新規・注目
  • 社会人の方向け
  • OB・OG
  • 化学科
  • 中山 超(なかやま こゆる)さん 国立研究開発法人産業技術総合研究所(2015年 化学科卒業)
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【入学のきっかけ】
私が在籍していた北海道の中学校で理科を教えてくださった先生が、東京理科大学第二部化学科のご出身でした。受験期に大学について調べる中で、理科教員を多く輩出している点に東京理科大学の存在感を感じ、私自身も教員を目指して同じ道を志すようになり受験しました。

【不安・大変だったこと】
1年次の初め、教職課程の授業で早速つまずき、「自分は本当に教員を目指せるのだろうか」とかなり落ち込みました。当時は、目標にしていた道から外れてしまうような感覚もあり、すぐに前向きに切り替えられたわけではありません。そんな中で、第二部で学ぶ社会人学生の友人から、中高にこだわらず高専教員という進路や、博士号を取得して教育・研究の両方に関わる道があることを教えてもらいました。うまくいかなかった経験をきっかけに、自分に合う道を考え直すようになり、研究を深めながら将来は高専教員を目指すという方向へ少しずつ気持ちが変わっていきました。
「上を目指している限り受け皿はある」と背中を押してくれた友人の言葉にも支えられ、この経験は修士・博士課程への進学や海外での研究経験につながりました。遠回りに見えた時間も、結果的には自分の人生を広げる転機だったと感じています。

【仕事と勉強の両立】
当時は成蹊学園で午前中に事務職員として勤務し、午後から授業を受ける生活でした。朝は早く、土曜出勤もあり、レポートが重なる時期は正直かなり余裕がありませんでした。ただ、授業に間に合う働き方だったことや、学校の夏休み期間に少し時間を確保できたことは大きかったです。空いた時間を先に課題へ回すなど、仕事と勉強を行き来する中で、時間の使い方をかなり意識するようになりました。

【卒業後のキャリア】
第二部で学ぶ中で、早い段階から社会での働き方や博士号の重要性を知ることができたことは、その後のキャリア形成に大きく影響しました。授業後に社会人学生の方々と交流する時間も、実社会の考え方に触れる貴重な機会であり、今思えば一種のインターンシップのような経験だったと感じています。
現在は国立研究開発法人の研究所に勤務し、研究に取り組んでいます。今後は、東京理科大学の卒業生の方々と一緒に仕事をしたり、母校である東京理科大学とも研究を通じたつながりを持てたりしたらうれしいです。産総研の特徴でもある、研究成果を社会に送り出す取り組みにも、将来的に貢献していきたいと考えています。

【理2の魅力】
理2の魅力は、年齢や経歴、これまでの歩みがそろっていない人たちが、自然に同じ教室で学べるところだと思います。理科大にあこがれている人、高校までの単純な進学ルートになじみにくかった人、一度社会に出てから学び直す人、教員や大学院進学を目指す人など、さまざまな背景を持つ学生がいます。そうした人たちを特別扱いするのではなく、当たり前のように受け入れる空気があり、自分の道を少し遠回りしながら探している人にとって、大きな支えになる環境だと感じています。

【理2の提案】
理2で学ぶ学生の中には、卒業後の進路に不安を感じる人もいると思います。一方で、学士号を取得すれば、大学院への進学や就職など、その先にはさまざまな選択肢があります。
だからこそ、授業だけでなく、在学中に何か一つ興味を持って深く取り組める機会が、今以上にあるとよいと思います。研究室での研究もその一つです。卒業後に研究とは異なる分野へ進んだとしても、「大学でこんなことをやった」と自分の言葉で話せる経験は、その後のキャリアにも意外と役立ちます。学生がそうした経験に触れられる機会が、理2の中でさらに広がっていくことを期待しています。

【受験生へのメッセージ】
理2には、高校卒業後に進学する人だけでなく、社会に出てから待遇ややりがいを考え、営業・事務職から理系職を目指す人、教員を志して他大学卒業後に夜間で学ぶ人など、多様な背景を持つ仲間がいます。それぞれが自分のキャリアを切り拓くために理科大を前向きに活用しており、そんな「したたかさ」も理2の大きな魅力だと思います。今の進路に迷いや不安があっても、理2を新しい道を切り拓く選択肢の一つとして考えてみてください。

もしこの記事をきっかけに理2へ進学した方がいれば、数年後に学会や研究の現場でお会いできるかもしれません。共同研究の相手として、あるいは産総研の同僚として再会することがあれば、とてもうれしいです。そのときは「記事を読みました」と、ぜひ気軽に声をかけてください。

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イタリア・シチリア島でのプラスチックの劣化・安定化・リサイクルの国際学会での撮影。(博士後期課程)

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2025年の理想会広島支部での撮影。これまでの研究成果を発表したため写真中心に。

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