第5回 東京理科大学・野田市・流山市 包括連携協定講演会について(開催報告)
2022年9月24日(土)に、野田キャンパス7号館6階講堂において、野田市・流山市との包括連携協定に基づく第5回の講演会が開催されました。
第4回に続き、感染対策の観点から来場者数を制限し、オンライン(Zoom)の同時配信で、本学教養教育研究院 野田キャンパス教養部 柳田 信也 先生が「高齢者のメンタルヘルスと認知症の予防」をテーマに講演しました。
講演会は安部 良 名誉教授が司会進行役となり、講演者の柳田 信也 教授を紹介し、講演が始まりました。
柳田先生の専門は行動生理学・運動生理学で、運動を中心としたさまざまな行動を起こす際の脳神経機構について研究を進め、神経科学とスポーツ科学の融合を図っています。また、本学で顧問をしているソフトボールでは、東京オリンピックや男子U23アジアカップも体験されています。
講演では、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)、サルコペニア、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)が認知症、脳神経疾患(うつ病・不安障害など)に影響しているのではないか、運動と脳機能の関係から①適切な食事、②太陽の光、③自発運動、④呼吸により、脳のセロトニンを鍛えることで、メンタルヘルスと認知症の予防につながると説明がありました。
また、講演会のなかでは、簡単な知能機能テストや脳を鍛える運動の実践も行い、参加者全員で体験しました。
講演後は参加された方からも活発な質問と意見交換が行われ、講演会は盛況のうちに幕を閉じました。
なお、当日は講演会の前に、野田市中央の杜の愛称(ネーミングライツ)、「東京理科大学 ふれあいの杜」看板設置お披露目会の模様が流れました。
東京理科大学 ふれあいの杜」(ネーミングライツ)