腐食防食学会において本学教員ら及び修了生らが論文賞を受賞しました。
受賞者
創域理工学部 先端化学科 教授 板垣 昌幸
創域理工学部 先端化学科 准教授 四反田 功
創域理工学部 先端化学科 助教 渡辺 日香里
理工学研究科 先端化学専攻 2020年度修士課程修了 猪平 かな穂(現JFEテクノリサーチ株式会社)
理工学部 土木工学科 2012年度卒業 並松 沙樹
受賞題目
電気化学インピーダンス法におけるアドミッタンス解析を用いたコンクリート内鉄筋腐食環境の評価内容
コンクリート中の鉄筋の腐食は深刻な社会的課題であり、そのモニタリング手法の開発が期待されています。電気化学インピーダンス法は有力な評価法ですが、不働態化している鉄筋では電荷移動抵抗の評価が困難となる問題がありました。これに対して本研究では、アドミッタンス解析を併用することで容易に電荷移動抵抗を評価できることを理論的に予測し、ラボテストで実証しました。さらに新幹線の高架橋に埋設したプローブ電極のインピーダンス計測を実施し、アドミッタンス解析から電荷移動抵抗の経時変化を評価することに成功しました。
この研究成果が腐食防食学会が発行する材料と環境誌に掲載された論文の中で、特に優れた内容であると評価され、受賞に至りました。
受賞日 2024年6月4日
関連リンク
公益社団法人 腐食防食学会
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