左:小田 真稔 右: 鈴木 琉斗
受賞者:理工学研究科 先端化学専攻 修士課程1年 鈴木 琉斗
指導教員:
・理工学部 先端化学科 教授 酒井 秀樹
・理工学部 先端化学科 准教授 酒井 健一
・理工学部 先端化学科 講師 赤松 允顕
・総合研究院 客員准教授 小倉 卓
受賞題目:小角X線散乱(SAXS)を用いた可溶化ミセル・エマルションの構造解析
受賞日:2022年9月21日
受賞者:理工学研究科 先端化学専攻 修士課程1年 小田 真稔
指導教員:
・理工学部 先端化学科 教授 酒井 秀樹
・理工学部 先端化学科 准教授 酒井 健一
・理工学部 先端化学科 講師 赤松 允顕
・総合研究院 客員准教授 小倉 卓
受賞題目:リン脂質/コレステロール混合リポソームの形態に及ぼす胆汁酸塩添加の影響
受賞日:同上
受賞インタビュー
鈴木琉斗さん
Q.学会での発表内容について教えてください
私は、「小角X線散乱法(SAXS)を用いた可溶化ミセル・エマルションの構造解析」というタイトルで発表しました。SAXSデータの解析により、ナノスケールで形成されている粒子(分子集合体)の構造を明らかにすることができます。ミセル内部での可溶化位置やミセルの形状、エマルション滴の構造について解析した結果を報告しました。
Q.普段、どのような姿勢で研究活動に取り組んでいますか?
考えを整理する時間を大切にしています。学部時代は、ただ単純に実験を行いがちで、結果に対しての考察が不十分であることが多々ありました。修士になってからは、測定した結果に対してしっかりと向き合う時間をつくり、多角的かつ熟考したうえで最大限データを活用し研究を進めていくことを心掛けています。
小田真稔さん
Q.学会での発表内容について教えてください
私は、摂取した栄養成分を効率よく吸収できるようにすることを目指しています。小腸にて栄養成分は「胆汁酸塩」と呼ばれる分子を介して吸収されますが、詳細な機構については未解明となっています。そこで、私は、小腸細胞を模した細胞モデルを調製し、そこに胆汁酸塩を添加することで胆汁酸塩の具体的な働きについて検討しました。
Q.普段、どのような姿勢で研究活動に取り組んでいますか?
実験を行う前の「予想」を大切にしています。まず、既報の論文を探してから実験を行うようにしています。そうすることで、自分の系ではどのような結果が得られるはずか予想することができます。そして、その後得られた結果が予想と異なっていても、なぜ違ってしまったのかを考えることで、次の実験に活かすことができます。