※ 2022年10月1日から研究室のホームページが新しくなりました(旧HPはこちら>>)

学生インタビュー・1日の流れ

修士2年:海老澤 彩(えびさわ あや)さん

海老澤 彩さん

海老澤 彩さん 修士2年

Q.研究室について教えてください。

酒井・酒井研究室は、主に界面化学を取り扱う研究室です。界面化学といっても研究室での研究内容は様々であり、生体内に着目し、生物系に近い研究も行う方もいれば、分析や解析などを行う方もいます。そのため、違う研究分野の仲間と切磋琢磨することで、様々な視点から自分の研究を見つめ直すことができます。このように、研究に必要な専門的知識だけではなく、幅広い視点で物事を考える力を得ることができる研究室です。

Q.どんな研究をしていますか?

「リポソーム」という、医薬品や化粧品に応用できる微細なカプセルの研究に取り組んでいます。無機化学、有機化学、物理化学、分析化学など、多彩な領域の実験を通して、自分が取り組みたい研究テーマを見つけることができました。将来は、生活していく中で「あったらいいな」と思う、世の中の役に立つ商品の開発に携わりたいと思っています。

Q.高校生や学部生にアドバイス・メッセージをお願いします。

身の回りのものには、必ず表面あるいは界面が存在しているため、界面化学は私たちの生活に密接に関わっています。その界面化学を通して、私たちの生活をより良くすることができる研究に携われるところが非常に魅力的な研究室です。研究の中では、うまくいかない時もありますが、先輩や先生方が親身に支えてくれるので、安心してください!私たちと一緒に研究、頑張ってみませんか?!

海老澤 彩さん

 

修士2年
海老澤 彩さん 

Q.研究室について教えてください。

酒井・酒井研究室は、主に界面化学を取り扱う研究室です。界面化学といっても研究室での研究内容は様々であり、生体内に着目し、生物系に近い研究も行う方もいれば、分析や解析などを行う方もいます。そのため、違う研究分野の仲間と切磋琢磨することで、様々な視点から自分の研究を見つめ直すことができます。このように、研究に必要な専門的知識だけではなく、幅広い視点で物事を考える力を得ることができる研究室です。

Q.どんな研究をしていますか?

「リポソーム」という、医薬品や化粧品に応用できる微細なカプセルの研究に取り組んでいます。無機化学、有機化学、物理化学、分析化学など、多彩な領域の実験を通して、自分が取り組みたい研究テーマを見つけることができました。将来は、生活していく中で「あったらいいな」と思う、世の中の役に立つ商品の開発に携わりたいと思っています。

Q.高校生や学部生にアドバイス・メッセージをお願いします。

身の回りのものには、必ず表面あるいは界面が存在しているため、界面化学は私たちの生活に密接に関わっています。その界面化学を通して、私たちの生活をより良くすることができる研究に携われるところが非常に魅力的な研究室です。研究の中では、うまくいかない時もありますが、先輩や先生方が親身に支えてくれるので、安心してください!私たちと一緒に研究、頑張ってみませんか?!

博士後期課程3年:石井 政輝 (いしい まさき)さん

石井政輝さん 博士後期課程3年

Q.博士課程に進学された理由を教えてください。

人類社会に貢献できる新材料を創りたくて化学者を志しました。なかでも自分の興味に従って研究でき、自由度が比較的高いアカデミックポジションに就くことを希望しています。そのキャリアパスとして博士課程に進学しました。

Q.どのような研究をしていますか?

酒井・酒井研究室の得意な界面化学と超分子化学を軸に、新規現象の探求・解明と実デバイスへの応用を検討しています。直近では、界面で形成される有機半導体超分子を大気下・水中でドーピングし、電気伝導度を飛躍的に向上させることに成功しました。
under review, preprint DOI: 10.21203/rs.3.rs-2011544/v1)
[他の研究]
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsnano.0c05093
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.langmuir.2c00796

Q.博士課程に進んでよかったこと、大変だったことはありますか?

連携先の「物質・材料研究機構 有賀グループ」にて研究を行っており、共同研究も通して様々な研究内容・研究環境に触れられる点は良かったです。人脈も大きく広がりました。博士課程では後輩を指導する機会もいただき、やりがいと共に複数テーマ同時進行の大変さを実感しています。
参照:物質・材料研究機構 有賀グループ

Q.学部や修士の学生に向けてメッセージをお願いします。

最近では博士課程における研究・生活支援の幅も広がっています。研究が自分に合っている気がしたら、選択肢の一つとして博士進学も検討してみてください。気になることがあれば相談も歓迎しています!

 

 

博士後期課程3年
石井 政輝さん

Q.博士課程に進学された理由を教えてください。

人類社会に貢献できる新材料を創りたくて化学者を志しました。なかでも自分の興味に従って研究でき、自由度が比較的高いアカデミックポジションに就くことを希望しています。そのキャリアパスとして博士課程に進学しました。

Q.どのような研究をしていますか?

酒井・酒井研究室の得意な界面化学と超分子化学を軸に、新規現象の探求・解明と実デバイスへの応用を検討しています。直近では、界面で形成される有機半導体超分子を大気下・水中でドーピングし、電気伝導度を飛躍的に向上させることに成功しました。
under review, preprint DOI: 10.21203/rs.3.rs-2011544/v1)
[他の研究]
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsnano.0c05093
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.langmuir.2c00796

Q.博士課程に進んでよかったこと、大変だったことはありますか?

連携先の「物質・材料研究機構 有賀グループ」にて研究を行っており、共同研究も通して様々な研究内容・研究環境に触れられる点は良かったです。人脈も大きく広がりました。博士課程では後輩を指導する機会もいただき、やりがいと共に複数テーマ同時進行の大変さを実感しています。
参照:物質・材料研究機構 有賀グループ

Q.学部や修士の学生に向けてメッセージをお願いします。

最近では博士課程における研究・生活支援の幅も広がっています。研究が自分に合っている気がしたら、選択肢の一つとして博士進学も検討してみてください。気になることがあれば相談も歓迎しています!

最近では博士課程における研究・生活支援の幅も広がっています。研究が自分に合っている気がしたら、選択肢の一つとして博士進学も検討してみてください。気になることがあれば相談も歓迎しています!

第73回コロイドおよび界面化学討論会ポスター賞受賞者

                         

鈴木 琉斗さん
修士1年

修士1年:鈴木 琉斗さん ※所属・学年は取材当時

Q.学会での発表内容について教えて下さい

私は、「小角X線散乱法(SAXS)を用いた可溶化ミセル・エマルションの構造解析」というタイトルで発表しました。SAXSデータの解析により、ナノスケールで形成されている粒子(分子集合体)の構造を明らかにすることができます。ミセル内部での可溶化位置やミセルの形状、エマルション滴の構造について解析した結果を報告しました。

Q.普段、どのような姿勢で研究活動に取り組んでいますか?

考えを整理する時間を大切にしています。学部時代は、ただ単純に実験を行いがちで、結果に対しての考察が不十分であることが多々ありました。修士になってからは、測定した結果に対してしっかりと向き合う時間をつくり、多角的かつ熟考したうえで最大限データを活用し研究を進めていくことを心掛けています。

                          

小田 真稔さん
修士1年

修士1年:小田 真稔(おだ みなる)さん ※所属・学年は取材当時

Q.学会での発表内容について教えて下さい

私は、摂取した栄養成分を効率よく吸収できるようにすることを目指しています。小腸にて栄養成分は「胆汁酸塩」と呼ばれる分子を介して吸収されますが、詳細な機構については未解明となっています。そこで、私は、小腸細胞を模した細胞モデルを調製し、そこに胆汁酸塩を添加することで胆汁酸塩の具体的な働きについて検討しました。

Q.普段、どのような姿勢で研究活動に取り組んでいますか?

実験を行う前の「予想」を大切にしています。まず、既報の論文を探してから実験を行うようにしています。そうすることで、自分の系ではどのような結果が得られるはずか予想することができます。そして、その後得られた結果が予想と異なっていても、なぜ違ってしまったのかを考えることで、次の実験に活かすことができます。

 

 

修士1年
鈴木 琉斗さん
※所属・学年は取材当時

Q.学会での発表内容について教えて下さい

私は、「小角X線散乱法(SAXS)を用いた可溶化ミセル・エマルションの構造解析」というタイトルで発表しました。SAXSデータの解析により、ナノスケールで形成されている粒子(分子集合体)の構造を明らかにすることができます。ミセル内部での可溶化位置やミセルの形状、エマルション滴の構造について解析した結果を報告しました。

Q.普段、どのような姿勢で研究活動に取り組んでいますか?

考えを整理する時間を大切にしています。学部時代は、ただ単純に実験を行いがちで、結果に対しての考察が不十分であることが多々ありました。修士になってからは、測定した結果に対してしっかりと向き合う時間をつくり、多角的かつ熟考したうえで最大限データを活用し研究を進めていくことを心掛けています。

 

 

修士1年
小田 真稔さん
※所属・学年は取材当時

Q.学会での発表内容について教えて下さい

私は、摂取した栄養成分を効率よく吸収できるようにすることを目指しています。小腸にて栄養成分は「胆汁酸塩」と呼ばれる分子を介して吸収されますが、詳細な機構については未解明となっています。そこで、私は、小腸細胞を模した細胞モデルを調製し、そこに胆汁酸塩を添加することで胆汁酸塩の具体的な働きについて検討しました。

Q.普段、どのような姿勢で研究活動に取り組んでいますか?

実験を行う前の「予想」を大切にしています。まず、既報の論文を探してから実験を行うようにしています。そうすることで、自分の系ではどのような結果が得られるはずか予想することができます。そして、その後得られた結果が予想と異なっていても、なぜ違ってしまったのかを考えることで、次の実験に活かすことができます。

ある日の先輩たちの1日

9:30〜 研究室開始

学生居室に来たら、まずメールをチェックします。
その後は、1日の計画を立てて、効率よく実験を進められる準備をしています。

10:00〜12:00 実験①

おもに午後の測定に向けて、溶液調製やサンプル調製をします。
溶液調製が上手くできてないと午後の実験に支障が出るので、慎重かつ効率的に作業を進めています。

12:00 昼食

昼食はお弁当を持参する人や、学食で食べるなど様々です!
大学院には居室(学生の作業スペース)があるので、ゆったり食事ができます。

13:00〜14:00 先生とディスカッション

実験の進捗や今後の実験方針について先生とディスカッションします。
先生と1対1で話すことができるので、課題点について密に議論できます。最近では、Zoomなどオンラインを活用することもあります。

14:00〜17:00 実験②

午前中に調製したサンプルの測定をします。
基本的に研究室で測定を行いますが、研究テーマによっては薬学棟や外部機関で測定する場合もあります。

17:00〜18:30 データ整理・ゼミ資料作成

測定したデータを整理し、研究ゼミに向けて資料を作成します。
資料作成後は担当の先生や先輩に添削してもらい、月に1回研究ゼミで発表します。

18:30 下校

翌日のタスクを洗い出し、優先順位をつけて帰ります。
ゼミや学会の前など忙しくなる時期もありますが、土日はしっかりと休みをとり、オンとオフを切り替えられるようにしています。