活躍する卒業生からの声(教員・公務員)





中村仁美(埼玉県公立中学校 教諭)
中村仁美(埼玉県公立中学校 教諭)

田園と住宅地に囲まれた静かな朝。「おはようございます!」生徒達が出す爽やかな挨拶に対し笑顔で挨拶を返しながら、私の朝は始まります。私は理科大の物理学科の学部生として4年間学ばせていただいた後、現在、公立中学校の理科の教員として奮闘しております。現在の教育現場では、様々な価値観や激しい変化の中で「何が一番生徒のためになるか」を考え取捨選択を行なっています。正直、多忙で気持ちが折れそうになるときもありますが、大学時代での経験や学びが今の私を支えてくれています。大学でのカリキュラムや熱意ある先生方の教えの中で、知識を体験的・体系的に学ぶことの楽しさや、ある現象に対して自己や他者との対話を通じ多角的に物事を考察していくことの楽しさを学ばせていただきました。今では、上記のような楽しさを生徒に実感してもらえるような仕掛けとして、対話的活動やICT機器を授業で取り入れています。また、学生時代に培うことができた、粘り強く取り組む姿勢は教科指導だけでなく多くの場面で役立っています。私は今、「科学の楽しさ」を未来ある子どもたちに伝えることを仕事にしていますが、それは私自身が東京理科大で「科学の楽しさ」を実感したからに他なりません。皆さんもぜひ、科学を追求していくことの楽しさにどっぷり浸かっていただけたらと思います。(2022−06 掲載)




田代佑太(東京都立小岩高等学校 教諭)
田代佑太(東京都立小岩高等学校 教諭)

理科大の物理学科で専門的知識はもちろん、物理学の楽しさを学びました。物理学実験では、レポートの作成やディスカッションを通して社会にでてからも役立つ力を身につけられます。また、学生が模擬授業を行う実践的な授業もあり、教育実習も手厚く指導していただきました。物理教育について専門に学ぶ研究室もあり、卒業研究では、物理の楽しさが生徒に伝わるようにするために大切なことを学び、教師を目指す仲間とも出会いました。物理学科で学んだことが私の教師としての土台となっています。(2014掲載)